編集方針
施行日 2026-10-17。WorldRealDebt は、公式の一次出典に基づいて政府債務・家計債務・マクロ指標を可視化し解説する独立したデータ ジャーナリズム・プロジェクトです。本文書は、数値がどの基準で選ばれ、記事がどの手順で書かれ検証され、 どのような限界を持ち、どのように訂正されるかを公開する編集方針です。
1. 使命と独立性
使命はひとつです。発表の間に止まっている公式統計に時間の感覚を与え、その数字を正しく読む方法を説明すること。 特定の政党・政府・機関の立場を代弁せず、債務を誇張して不安を売る側にも、過小評価して安心させる側にも 立ちません。数字を大きく見せる定義と小さく見せる定義があるときは、両者を並べて違いの理由を説明します。
2. 収益構造と広告
運営費は Google AdSense によるディスプレイ広告のみで賄っています。記事体広告、スポンサードコンテンツ、アフィリエイトリンク、 有料での順位表示は受け付けません。広告領域は規約で許容される「Advertisements」ラベルで区別し、 本文と混同される配置やクリックを誘導する文言は用いません。広告主は、どの指標を扱いどの結論を出すかに 影響を与えることはできません。
3. コンテンツの種類と制作手順
リアルタイム債務時計
各指標は、公式機関が発表した最新の基準値(base)、その基準日(t₀)、公表された年間増加率(g)で定義されます。 画面の数値は value(t) = base × (1 + g)^((t − t₀) / 1y) で計算した補間推定値であり、実測値ではありません。基準値・基準日・出典 URL はカード、出典ページ、API の応答に常に併記します。政策ショック、季節性、月中の変動はモデルに 反映されないため、公式確定値と異なることがあります。
データストーリーと比較分析
ストーリーはひとつの問い(例:「韓国の家計債務はなぜ政府債務より直接的なリスクなのか」)から出発し、 定義の確認 → 一次出典の収集 → 数値の照合 → 草稿 → 編集レビュー → 出典メモの作成という順で作ります。 本文のすべての数値は出典と基準日まで追跡できなければならず、追跡できない数値は掲載しません。 比較ページでは、異なる債務の定義(D1・D2・D3、中央政府と一般政府、EDP など)を同じ天秤に乗せないよう、 並べ替えの軸を GDP 比に固定しています。
計算機と用語集
計算機は公開された算式と入力基準(総人口基準または納税者基準)を結果と並べて表示し、結果を推定値として 表記します。用語集の各項目は機関の公式定義を優先して引用し、国ごとの違いを別途記します。
4. 出典の優先順位
第1は当該国の中央銀行・財務省・統計局の直接の発表です(韓国銀行 ECOS、韓国企画財政部、統計庁 KOSIS、米財務省 Fiscal Data、日本の財務省、スペイン銀行、中国財政部・国家統計局など)。第2は IMF・世界銀行・BIS・OECD・Eurostat などの国際機関統計で、国際比較や直接の系列がない指標の補完にのみ用います。民間リサーチや報道は 数値の出典としては使わず、文脈の説明で引用する場合も原出典を併記します。
5. 検証と信頼度ラベル
新しい基準値は公式出典の原文と照合し、可能であれば第二の独立した出典(国際機関のデータベース)と 相互確認します。各指標は official(公式発表から直接取得した値)、estimate(信頼できる資料を組み合わせた推定値)、proxy(直接の系列がなく間接指標で代替した値)のいずれかの信頼度ラベルを常に伴います。基準日(vintage) は指標ごとに異なり、隠さずにカードごとに表記します。発表周期の異なる指標を同じ画面に置くときは、 どちらが古い基準に依っているかが分かるようにします。
6. 更新周期
更新は出典機関の発表日程に合わせます。米国連邦債務(Debt to the Penny)は日次、韓国銀行の家計信用と 各国 GDP は四半期ごと、韓国の国家債務決算と中国財政部の決算は年1回、日本の財務省の国債・借入金 現在高は四半期ごと、スペインの EDP 債務は月次の発表に従います。為替レートはビルド時点の公表基準 レートを用い、ページ上部に基準日を表示します。発表があれば基準値・基準日・増加率を更新し、ストーリーの 数値は次回の編集レビューで反映します。すべてのページは、描画時刻ではなくデータの基準日を示すよう 設計されています。
7. 自動化と AI 補助の利用
基準値の収集(米財務省 API など)、為替の更新、補間計算、ページ生成は自動化されており、そのコードは 公開リポジトリで確認できます。記事の草稿作成、翻訳、文章校正には AI ツールを補助的に用いることがあります。ただし、どの指標を扱い、どの出典を採用し、どの結論を出すかは 編集チームが決定し、公開前に数値・出典・論理を人が確認します。AI が生成した数値や引用を検証なしに掲載することはありません。
8. 翻訳方針
原文の言語は韓国語で、英語・日本語・フランス語・中国語・スペイン語版はその翻訳です。翻訳は意味を 伝えますが、債務の定義、機関名、基準日、数値はすべての言語で同一に保ちます。言語間で数値が異なれば それは誤りであり、訂正の対象です。各言語版は hreflang で相互に関連付け、検索エンジンが重複として 扱わないようにしています。
9. 訂正
誤りは隠さず直します。訂正依頼の受付基準、処理手順、確定した訂正の履歴は訂正ページ(/corrections/) で公開します。基準値が変われば出典ページと API の baseAsOf・meta・citeAs も併せて変わり、変更前後は公開リポジトリのコミット履歴に残ります。 解釈の違いはデータの誤りとは分けて扱い、事実の誤りが確認された場合は該当記事にその旨を表記します。
10. 行わないこと
投資・融資・税務の助言は行いません。特定の金融商品を推奨しません。出典のない数値は使いません。 定義の異なる債務を合算して「総債務」と呼びません。不安をあおる見出しでクリックを集めません。 読者のコメントを記事の数値の根拠には使いません。
11. 編集責任と読者からのフィードバック
データのキュレーション、方法論のレビュー、基準日の確認、引用品質の管理は WorldRealDebt Editorial Team が担い、このチームは構造化データ(schema.org)においてすべての記事の著者・発行主体として明示されます。 読者は事実の誤り、欠けている文脈、誤解を招く表現を [email protected] または GitHub Issues(https://github.com/eightynine01/WorldRealDebt/issues) で知らせることができます。寄せられた指摘のうち事実の誤りと確認されたものは訂正履歴に残ります。